小矢部島分(読み)おやべじまぶん

日本歴史地名大系 「小矢部島分」の解説

小矢部島分
おやべじまぶん

[現在地名]小矢部市泉町いずみまち

今石動町の南東、小矢部川左岸沿いにあった今石動町の飛地で今石動町島分ともいう。シマブンと通称し、正保郷帳に高六五石余の島分がみえる(天保郷帳では小矢部村に含まれたとみられる)。もと小矢部島村領であったが、慶安三年(一六五〇)同村善右衛門が所払いとなり持高一五三石が今石動町分に編入された。その後手上高が八石加えられたが、一方検地引高が八四石余あり、寛保二年(一七四二)には草高七七石・免七ツ八歩、定納口米六六石余と春秋夫銀八四匁余を上納していた(今石動由来)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android