日本歴史地名大系 「小神明村」の解説 小神明村こじんめいむら 群馬県:前橋市小神明村[現在地名]前橋市小神明町西は上細井(かみほそい)村・下細井村、南は上沖之郷(かみおきのごう)・端気(はけ)村、東は鳥取(とつとり)村、北は勝沢(かつざわ)村。天正二〇年(一五九二)二月二七日の知行書出(御嶽神社文書)によれば、前橋城主平岩親吉が甲斐の国人二四人に対し、合計三千二五俵を宛行っている。このうち六三俵一斗余が「小神明之内」からのものである。寛文郷帳に田方一六八石九斗余・畑方四七石余とあり、「但松山雑木山在」と注記される。天明二年(一七八二)の前橋藩領村々明細(井田文書)によれば、田方四一町二反余・畑方五六町八反余、家数一二五(うち水呑一)、男二四三・女二二三、馬六〇。天保七年(一八三六)の前橋藩領内の質屋一覧には村内の二人の名が記される(関家御用日記「下川淵村誌」所収)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by