小節絹(読み)コブシギヌ

デジタル大辞泉 「小節絹」の意味・読み・例文・類語

こぶし‐ぎぬ【小節絹】

節のある玉糸横糸に用いた平織りの絹織物着物の裏に使用する。

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精選版 日本国語大辞典 「小節絹」の意味・読み・例文・類語

こぶし‐ぎぬ【小節絹】

  1. 〘 名詞 〙 玉絹一種。本絹糸または玉糸を経(たていと)に、節のある玉糸を緯(よこいと)に入れて平織りにした布。紅絹裏(もみうら)、花色裏地などにする。埼玉県寄居・小川地方の産。
    1. [初出の実例]「きゃうろくの幅広帯。こぶし絹(ギヌ)のふたの。白目ぶちのさし櫛」(出典浮世草子好色二代男(1684)一)

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