小糠三合(読み)こぬかさんごう

精選版 日本国語大辞典 「小糠三合」の意味・読み・例文・類語

こぬか‐さんごう‥サンガフ【小糠三合】

  1. 〘 名詞 〙
  2. わずかな財産のたとえ。
    1. [初出の実例]「わが名はまだきたてる入むこ 恋すてふこぬか三合(さんガウ)やもたざらん〈一次〉」(出典:俳諧・鷹筑波(1638)一)
  3. こぬかさんごう(小糠三合)あるならば入婿すな」の略。
    1. [初出の実例]「わしが聟に来たとても、譬にもいふ小糠三合(コヌカさんガフ)」(出典:歌舞伎・吉様参由縁音信(小堀政談)(1869)四幕)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android