日本歴史地名大系 「小糸郷」の解説 小糸郷こいとごう 千葉県:君津市旧周淮郡地区小糸郷現清和市場(せいわいちば)・鎌滝(かまだき)などの一帯に比定される。嘉暦元年(一三二六)一二月二〇日の東盛義所領注進状(金沢文庫文書)に小糸とみえ、盛義の領分のうち他人の所領が混在する地であった。鎌滝天南(てんなん)寺旧蔵の天正一三年(一五八五)九月銘の額には「周東郡秋元庄狐糸郷鎌滝」とあるが(君津郡誌)、同寺は小糸城主秋元一政が建立したとされる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by