小糸郷(読み)こいとごう

日本歴史地名大系 「小糸郷」の解説

小糸郷
こいとごう

清和市場せいわいちば鎌滝かまだきなどの一帯に比定される。嘉暦元年(一三二六)一二月二〇日の東盛義所領注進状(金沢文庫文書)に小糸とみえ、盛義の領分のうち他人の所領が混在する地であった。鎌滝天南てんなん寺旧蔵の天正一三年(一五八五)九月銘の額には「周東郡秋元庄狐糸郷鎌滝」とあるが(君津郡誌)、同寺は小糸城主秋元一政が建立したとされる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android