小菅沼村(読み)こすがぬまむら

日本歴史地名大系 「小菅沼村」の解説

小菅沼村
こすがぬまむら

[現在地名]魚津市小菅沼

かど川右岸の山間部にあり、北は池谷いけだに村、東は坪野つぼの村。かつては松倉まつくら城の麓にあたり、魚津平野を見渡せるところに武隈氏の屋敷跡がある。武隈氏は松倉城主椎名氏の家老と伝え、藩政期は大地主で、屋敷は広大な石垣に囲まれ枡形門構えをもっていた。文禄四年(一五九五)一一月六日の検地打渡状(越中古文書)には田方二町八反・畑方三反などとあり、「小菅(ぬ)間村(之)事」と記されることから、当村にかかわるものと考えられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android