小貝須村(読み)こがいすむら

日本歴史地名大系 「小貝須村」の解説

小貝須村
こがいすむら

[現在地名]桑名市小貝須

現桑名市の南部にあり、標高〇・五―マイナス一メートルの低湿地。東野ひがしの村の南東にあり、東は揖斐いび川に面する。天正元亀以前之図(「久波奈名所図会」所収)に小貝須の地名がみられる。同図では小貝州崎はこの付近全体の惣名であるとしている。桑名宿の伝馬年寄を勤めた丹羽藤九郎宛の慶長一四年(一六〇九)の御黒印状(「桑府名勝志」所収)によれば「貝州新田田畑何方之内にても手柄次第切開可申事」とあり、丹羽家がこの付近の田地を有していたと伝えられ、当村に藤九郎新田の小字名が残っている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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