日本歴史地名大系 「小野沢堤」の解説 小野沢堤おのざわつつみ 秋田県:能代市川戸河村小野沢堤[現在地名]能代市河戸川字弐ノ沢川戸河(かわとがわ)・大内田(おおうちだ)一帯の用水堤。志戸橋野(しとばしの)(現山本郡山本町)に続く台地の北縁にあたる。東方に小友(おとも)沼がある。川戸河堤・八右衛門(見立)堤ともいう。「御ケ条書うつし」(袴田家文書)に次のようにある。<資料は省略されています>同文書によれば、小野沢堤の開発は大内田村支郷貸子所(かしこどころ)村の八(郎)右衛門が二八石余の開発をした時、水元にしたことに始まる。小野沢堤は、上(うわ)堤と下(しも)堤に分れ、上堤は宝暦年間(一七五一―六四)から川戸河村・大内田村の両村水元となり、下堤は寛政年間(一七八九―一八〇一)から機織(はたおり)村・大内田村・川戸河村水元に定められた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by