機織(読み)はたおり

精選版 日本国語大辞典「機織」の解説

はた‐おり【機織】

〘名〙
① 機で布を織ること。また、その人。
※七十一番職人歌合(1500頃か)四番「機織。あこやう。くだもてこよ」
② 昆虫「きりぎりす(螽蟖)」の古名。《・秋》
※枕(10C終)四三「虫はすずむし。ひぐらし。〈略〉はたおり」
③ 昆虫「しょうりょうばった(精霊飛蝗)」の異名。〔俳諧・改正月令博物筌(1808)〕

き‐しょく【機織】

〘名〙 機(はた)を織ること。織機で布を織ること。はたおり。
※搏桑名賢詩集(1704)三・蟋蟀〈松永昌三〉「漫驚懶婦機織、在野入床吟曲清」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典内の機織の言及

【製織】より

…織物を製造することで,機織(きしよく)ともいう。織物は前4000年ころにはすでにエジプトで作られており,その歴史はかなり古い。…

【織物】より

…これに対して,この竪機を倒して地面と水平にした,つまり経糸を地面と平行方向に張った形式の機を水平機といっている。竪機が人間の背丈を基準とした限られた長さしか織りえないのに対して,水平機はある程度の長さを織り出せるという点で後から考えだされたとみられないでもないし,経糸を張る方法も,おもしをつけて垂直に垂らすほうが自然のような気がするが,エジプトの墳墓から発見された機織に関する絵画資料や模型などを編年的にみると,水平機のほうが先行しており,竪機は新王国時代になって出現したとするのが,今日一般の説である。 このことから想起されるのは,膝の上で縦横に編んでいた方法が多少進歩して,地面に4本の杭を長方形に打ち,幅の狭いほうの2辺に横木を固定し,それに経糸を張り,篦(へら)のようなもので必要な経糸をすくいながら緯糸を通してゆく工夫がなされ,さらにそれが進歩して水平機となったのではないかということである。…

【製織】より

…織物を製造することで,機織(きしよく)ともいう。織物は前4000年ころにはすでにエジプトで作られており,その歴史はかなり古い。…

※「機織」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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