小針古墳群(読み)こばりこふんぐん

日本歴史地名大系 「小針古墳群」の解説

小針古墳群
こばりこふんぐん

[現在地名]岡崎市小針町

矢作川右岸の碧海へきかい台地の崖端沿い一帯に、未掘三・既掘二三・崩壊二六の古墳群があり、北隣の北野きたの古墳群・橋目荒居はしめあらい古墳群と南隣の宇頭うとう古墳群に連なるものであり、崖端下の低地には条里制遺構が最近まで残存した。とくに小針神社西方の字神田かんだにある通称大塚おおづかは、前方後円墳を中心に放射状に大小一四基が配置され、郡造級の墳墓と推定されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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