日本歴史地名大系 「小頭町」の解説 小頭町こがしらまち 福岡県:久留米市久留米城下小頭町[現在地名]久留米市小頭町・原古賀町(はらこがまち)・六(む)ッ門町(もんまち)柳川往還沿いの原古賀二丁目から南東に分岐した上妻(かみつま)・肥後往還筋に形成された町場。延宝城下図では地子屋敷とある。元禄四年(一六九一)小頭町俵留番がみえる(古代日記書抜)。宝永二年(一七〇五)火事があったが(石原家記)、この頃は城下町として把握されておらず(啓忘録抜萃)、享保一一年(一七二六)の大火後、翌年池(いけ)町町人が移住、当町は四丁目まで延長された(石原家記)。同一八年当時、町別当組は小頭町一丁目・同二丁目は研屋掛、同三丁目・同四丁目は米屋掛。同年当町の飢人二六三人に粥施行がなされた(以上、同書)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by