日本歴史地名大系 「小馬越村」の解説 小馬越村こうまごえむら 香川県:小豆郡土庄町小馬越村[現在地名]土庄町小馬越皇踏(おうと)山北東麓の山村。東は黒岩(くろいわ)村。九郷時代には淵崎(ふちざき)郷の枝村であった。宝暦明細帳によると高八四石余・反別一三町五反余(田一町三反余・畑一二町一反余)、家数四九・人数一八三、牛二四・馬一四。肥土山(ひとやま)村蛙子(かえるご)池の水掛りの村であったようで、元禄一四年(一七〇一)の池補修願に当村年寄も署名している(「池築造一件」蛙子池土地改良区蔵)。村内救世(ぐぜ)堂は島四国八十八ヵ所の七三番札所で笠(かさ)ヶ滝(たき)村滝湖(りゆうこ)寺が管理する。本尊は聖観音。「小豆嶋名所図会」に観音堂とあり、「俗に四ツ堂といふ(中略)当島の方言に、四ツ堂と称する草堂多シ。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by