尻叩(読み)しりたたき

精選版 日本国語大辞典 「尻叩」の意味・読み・例文・類語

しり‐たたき【尻叩】

  1. 〘 名詞 〙 婚礼の呪的行事一つ。嫁の入家式のとき、婚家の者が二人入口に立ち、藁束や松明(たいまつ)で嫁の尻をたたくようにして家に迎え入れる行事。豊産を願って行なった。かつては、東京近在を始め、全国に例が多くあった。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 たいまつ 名詞

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android