尻叩(読み)しりたたき

精選版 日本国語大辞典 「尻叩」の意味・読み・例文・類語

しり‐たたき【尻叩】

〘名〙 婚礼の呪的行事一つ。嫁の入家式のとき、婚家の者が二人入口に立ち、藁束や松明(たいまつ)で嫁の尻をたたくようにして家に迎え入れる行事。豊産を願って行なった。かつては、東京近在を始め、全国に例が多くあった。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android