尼入道(読み)アマニュウドウ

デジタル大辞泉 「尼入道」の意味・読み・例文・類語

あま‐にゅうどう〔‐ニフダウ〕【尼入道】

在家のまま剃髪ていはつして仏門に入った女性尼女房

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「尼入道」の意味・読み・例文・類語

あま‐にゅうどう‥ニフダウ【尼入道】

  1. 〘 名詞 〙 在家のまま髪を剃って仏門に入った女性。尼女房。
    1. [初出の実例]「たとひ一代の法を能々学すとも、一文不知の愚どんの身になして、尼入道の無知のともがらに同して、智者のふるまひをせずして」(出典:一枚起請文(1212頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の尼入道の言及

【尼】より

…ふつうは戒律を守り,剃髪して,法衣を着るが,有髪のまま尼になることもある。在俗のまま仏道に入った女性を尼女房といい,剃髪の女性入道者を尼入道といった。また老後に隠居したり,夫と死別して尼になるものもいた。…

※「尼入道」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android