…これを長周期摂動として研究したのはL.オイラーが初めである(1750ころ)。木星‐土星系の長周期摂動は,木星の公転周期11.9年と土星の29.5年とがほとんど2:5という簡単な整数の比で表されること(尽数関係という)に由来する。永年摂動は軌道要素の角度要素(昇交点,近日点および元期の黄経を表す角度)には一般的に現れるが,他の3要素(半長径,離心率,軌道傾斜)には通常は現れない。…
※「尽数関係」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」