尽数関係(読み)ジンスウカンケイ

デジタル大辞泉 「尽数関係」の意味・読み・例文・類語

じんすう‐かんけい〔‐クワンケイ〕【尽数関係】

天体同士の公転周期が単純な整数比で表されること。太陽系内では、木星土星公転周期が2:5、天王星海王星冥王星の場合は1:2:3になることが知られる。また、天体の公転と自転の周期が単純な整数比で表される場合も含まれる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の尽数関係の言及

【摂動】より

…これを長周期摂動として研究したのはL.オイラーが初めである(1750ころ)。木星‐土星系の長周期摂動は,木星の公転周期11.9年と土星の29.5年とがほとんど2:5という簡単な整数の比で表されること(尽数関係という)に由来する。永年摂動は軌道要素の角度要素(昇交点,近日点および元期の黄経を表す角度)には一般的に現れるが,他の3要素(半長径,離心率,軌道傾斜)には通常は現れない。…

※「尽数関係」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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