デジタル大辞泉
「公転」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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こう‐てん【公転】
- 〘 名詞 〙 ある天体が他の天体の周囲を軌道を描いて周期的に回転すること。太陽の周囲の惑星の運動、惑星の周囲の衛星の運動など。周転。運行。⇔自転。
- [初出の実例]「日輪を中心にして大廻にこれを廻り、三百六十五日と二時半余にて本の処に帰る。これ即ち一年なり。これを地球の公転(コウテン)といふ」(出典:窮理図解(1868)〈福沢諭吉〉九章)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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公転 (こうてん)
天体が他の天体のまわりを回る回転運動のこと。惑星やすい星の太陽のまわりの回転,衛星の母惑星のまわりの回転,連星系における伴星の主星のまわりの回転,連星状銀河における伴銀河の主銀河のまわりの回転がこの例である。これに対して,天体が自分自身の中にある一つの軸を中心として回転する運動を自転という。公転運動は,近似的にケプラー運動となり,運動の状態は6個の軌道要素で示される。
執筆者:湯浅 学
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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公転
こうてん
惑星は太陽の周りを周回運動する。この運動を公転という。公転という用語は、さらに広く使用される。すなわち、衛星が惑星を回る運動、連星系をつくっている恒星が互いの共通重心を巡る運動も公転とよんでいる。ニュートンの力学第一法則により、外力が働かない物体は等速直線運動をする。ゆえに、惑星や衛星が周回運動をするのは、力が働いている証拠であって、その力は周回する物体と中心にある物体とが引き合う力、つまり引力である。
[大脇直明]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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公転【こうてん】
天体が他の天体のまわりを回転すること。惑星,すい星の太陽のまわりの回転,衛星の母惑星のまわりの回転,連星で伴星の主星のまわりの回転など。自転の対。
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
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世界大百科事典(旧版)内の公転の言及
【地球】より
…軌道半長径=1天文単位(1億4959万7870km)離心率=0.0167太陽からの距離 最小=1.471×108km平均=1.496×108km最大=1.521×108km公転周期=365.256日 平均軌道速度=29.78km/s赤道半径=6378km体積=1.0832×1027cm3 質量=5.974×1024kg平均密度=5.52g/cm3自転周期=0.9973日 赤道傾斜角=23゜.44アルベド=0.30赤道重力=9.80m/s2 脱出速度=11.18km/s太陽系内の一惑星。月を衛星にもつ。…
※「公転」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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