尾羽廃寺(読み)おばねはいじ

日本歴史地名大系 「尾羽廃寺」の解説

尾羽廃寺
おばねはいじ

[現在地名]清水市尾羽 寺崎・中平など

尾羽の南部清水平野の北東端にあたる丘陵麓の平坦地にある。江戸時代から存在が記録されていたが、昭和二七年(一九五二)に一部調査され、三間四尺の礎石建物が検出され、同四六年のバイパス工事に伴う調査では、二ヵ所で掘立柱建物跡や礎石の存在が明らかになった。地形や地籍図とも関連付けた最近の研究によると、寺は南面し、中門・中央建物・北方建物と北に続き、中門から両脇に延びた回廊が北方建物と接続し、寺域は一辺約一七六メートルの方形であったと推定される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む