尾羽村(読み)おばねむら

日本歴史地名大系 「尾羽村」の解説

尾羽村
おばねむら

[現在地名]清水市尾羽

くさ村の南、山切やまきり川と庵原川の合流点付近に位置する。江戸時代の領主変遷はら村に同じ。元禄郷帳では高二七二石余。助郷は東海道興津おきつ宿へ出役(興津宿助郷帳)。当村では一七世紀半ば頃百姓二九人が山法度を定め、勝手に山に入って草刈をすることを禁じ、違反者は村からの追放などの処分を行うとしている(牧田家文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android