局所徴験(読み)きょくしょちょうけん(その他表記)Lokalzeichen; local sign

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「局所徴験」の意味・わかりやすい解説

局所徴験
きょくしょちょうけん
Lokalzeichen; local sign

刺激の受容部位に応じて感覚が質的に異なるという考えに基づく局所的な特徴をさす。局所示標ともいう。このような局所的な特徴に応じて,刺激部位の定位が可能になるとする学説を局所徴験説あるいは局所記号説という。 R.H.ロッツェによって提出された学説で,われわれが皮膚の刺激部位を見なくてもそこを定位することができるのは,こうした局所に応じた特異性,すなわち局所徴験があるためとされる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む