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定位 ていいorientation

翻訳|orientation

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

定位
ていい
orientation

一般的には,自分のおかれた状況を時間的,空間的に正しく位置づけ,これと関連させて周囲の人や対象を的確に認知すること。方向づけ見当識,指南力とも呼ばれる。精神医学の分野では,その能力が失われることを失見当,見当識喪失といい,現在がまだ第2次世界大戦中であると思ったり,病院にいるのに自分の職場にいると思ったりするなどの現象はこの例である。知覚心理学では,行動空間内部での対象の空間関係を把握することを意味する。またイヌやニワトリなどが,未知の場所から迷いながらもついには家や巣に帰り着くことを,動物にみられる特異な方向定位能力と考えて,この用語があてられることもある。

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デジタル大辞泉の解説

てい‐い〔‐ヰ〕【定位】

ある事物の位置を一定にとること。また、その位置。
生物体が方向性をもった体位を定めること。また、その位置・姿勢帰巣性走性など。

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世界大百科事典 第2版の解説

ていい【定位 orientation】

環境空間内で動物が,能動的に,体軸が一定の方向に向くように体の位置をきめることで,光や音波や重力,あるいは一定の濃度こう配をもった化学刺激などが手がかりとなって起こる。突然の新奇な刺激が与えられたときに,動物がすばやく頭と目をその刺激源に向けることを定位反応という。移動運動を伴えば,正もしくは負の走性となる。遠方から巣の方向を知り,それに向かおうとするような場合にも用いられる。重力に対する定位は走性というよりは平衡感覚への反応であり,一般に体軸が重力と同じ平面にくるようにさせる。

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大辞林 第三版の解説

ていい【定位】

( 名 ) スル
事物の位置・姿勢などを定めること。また、その定められた位置・姿勢など。
生物が身体の空間的位置や姿勢を能動的に定めること。また、その位置や姿勢。
測定器などで、一定の大きさの入力が加えられたとき、または入力が一定の大きさだけ変化した場合、出力がそれに対応した状態に落ち着くこと。

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世界大百科事典内の定位の言及

【オーディオ】より

…バイノーラル収音の基本は,人の頭を模して作ったダミーヘッドの両耳のところにマイクを取りつけて収音する方法をとる。この方式によると,ダミーヘッドが置かれた位置での音場の自然な感じのステレオ効果が得られるが,イアホン装着のわずらわしさと音像が頭の中に定位する感じになる頭内定位の問題が短所としてあげられる。この方式の発展には頭内定位の間題の解消が鍵となっている。…

※「定位」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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