居坐り(読み)いすわり

精選版 日本国語大辞典 「居坐り」の意味・読み・例文・類語

い‐すわりゐ‥【居坐・居据】

  1. 〘 名詞 〙
  2. すわったまま動かないこと。同じ場所や地位状態にずっととどまること。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「月給も二十年居据りである」(出典:病牀六尺(1902)〈正岡子規〉五九)
  3. 江戸三座の名題俳優が、毎年一一月の交代期にも交代しないで次年度も続いて同じ座に出勤すること。現在も座組の変更にかかわらず、継続してその座に出演することをいう。また、寄席芸人が同じ寄席に連続出演すること。
  4. 取引相場で、値が上がりも下がりもしない状態。〔取引所用語字彙(1917)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android