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居残り佐平次

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デジタル大辞泉プラスの解説

居残り佐平次

古典落語の演目のひとつ。「居残り」「おこわ」とも。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

居残り佐平次
いのこりさへいじ

落語。初代春風亭柳枝(りゅうし)の作といわれる廓噺(くるわばなし)の異色作。品川の女郎屋を舞台にして、憎めない佐平次という小悪党が活躍する。佐平次は友達と品川へ遊びにきたが、金がなくて1人で居残る。彼は酒の相手ができておもしろいので客の評判になり、「いのどん」とよばれて人気者になってしまう。それでは店のほうで困るので、店の主人が、帰ってくれと頼む。佐平次は、実は自分は悪人で追われる身だからといって高飛びの費用と着物をせしめて店を出る。店の若い衆がついて行くと、居残り商売の佐平次だと名のる。その報告を聞いた主人「そうかい、ちくしょう、どこまであたしをおこわにかける(だます)のだろう」「へへ、あなたの頭がごま塩でございます」。この噺は大正時代に初代柳家小せんの十八番だったが、それを学んで創意を加えた6代目三遊亭円生(えんしょう)の高座が傑出していた。最近は落ち(サゲ)がわかりにくくなったが、内容の優れた名作である。[関山和夫]

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