居飛車(読み)イビシャ

デジタル大辞泉 「居飛車」の意味・読み・例文・類語

い‐びしゃ〔ゐ‐〕【居飛車】

将棋で、飛車定位置に置いたままの形で指し進めること。→振り飛車

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「居飛車」の意味・読み・例文・類語

い‐びしゃゐ‥【居飛車】

  1. 〘 名詞 〙 将棋で、飛車を最初位置から動かさないで勝負すること。
    1. [初出の実例]「突掛くる槍は鋭き香車道(かうしゃみち)、どこに居飛車(ヰビシャ)の師直(もろなほ)を追詰め追詰め王詰めて、勝負は勝と鬨(とき)の声」(出典:歌舞伎・稽古筆七いろは(鳩の平右衛門)(1867))

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世界大百科事典(旧版)内の居飛車の言及

【将棋】より

…片美濃,高美濃などの変型もある(図9)。 矢倉居飛車に多用される囲い。銀矢倉,金矢倉(図10),片矢倉(図11)などがある。…

※「居飛車」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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