屋富祖村(読み)やふすむら

日本歴史地名大系 「屋富祖村」の解説

屋富祖村
やふすむら

[現在地名]浦添市屋富祖やふそ・屋富祖一―三丁目・大平おおひら一丁目・宮城みやぎ一丁目

宮城なーぐしく村の北に位置し、北は城間ぐすくま村、東は屋取の大平うふんだ。添村として親富祖えつそ村があり、当村西部には名護なご屋取が形成された(各町村字並屋取調)。絵図郷村帳に「屋ふそ村」とあり、「琉球国由来記」以後は屋富祖村とみえる。乾隆二年(一七三七)に親富祖村を合併したとみられるが、詳細は不明。家譜資料によると、当村の脇地頭はおもに首里系士族董氏で、順治一六年(一六五九)に董姓支流五世の仲安(董自慶)が就任、以後七世仲共の康熙六一年(一七二二)まで同氏の采地となった(董姓屋富祖家家譜)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android