屋板村(読み)やいたむら

日本歴史地名大系 「屋板村」の解説

屋板村
やいたむら

[現在地名]宇都宮市屋板町

西は上横田かみよこた村に接する平坦地で、西方川が南流する。もとはだい新田とともに上横田村の内で、近世を通じて村役人は上横田村役人が兼帯した。宇都宮藩領。上横田村年貢割付状(稲見忠之文書)によれば、寛永六年(一六二九)の屋板分の高は田方二五五石余・畑方六二石余。承応二年(一六五三)屋板村惣百姓は「田地悪敷」で、そのうえ田畑が各所に散在しているので、石盛を下げてくれと願出ている(「石盛引下願書」同文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android