ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「層構造理論」の意味・わかりやすい解説 層構造理論そうこうぞうりろんSchichtentheorie 重層構造説ともいう。心ないし人格の構造がいくつかの層より成るとする人格理論。特に F.クラウス,P.レルシュらにより主張され,第2次世界大戦後ドイツにおける性格学の理論的中心とされたもの。理論により異なるが,一般には基底的なものとしての遺伝的,生物的,情動的な機能に関連した下層部分と,それらの上部構造としての知的な機能に関連した上層部分とに分けられる。性格類型を確定しようとする類型学に対し層心理学とも呼ばれる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by