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類型学 るいけいがく Typologie

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

類型学
るいけいがく
Typologie

性格や気質や関心の方向にみられる多様な個人差をなんらかの理論的基礎に基づいてタイプ分けする体系。古くはギリシア時代から試みられているが,近代の心理学,精神医学では E.クレッチマーによる内因性精神障害者の体格ならびに行動様式に基づいた分裂性気質,躁鬱 (そううつ) 性気質,てんかん性気質という類型化,C.G.ユングによる心的エネルギーの向う方向に基づいた外向型,内向型の類型化,E.シュプランガーによる主要関心をもつ生活領域に基づいた類型化が比較的有名である。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉の解説

るいけい‐がく【類型学】

個々の存在や現象の間の類似点を抽出してそれらの本質を理解しようとする学問の方法。生物学・心理学・言語学・文化人類学・芸術学などにみられる。類型論。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

類型学
るいけいがく
typology

類型論ともいう。限定された期間における個人の行動の恒常性が、ある一群の人々に共通してみられるという事実を基礎に、一定の原理に従い組織的に類型を決定し、多様な性格をそれによって分類、理解していこうとする研究の立場。20世紀前半のヨーロッパ、とくにドイツの人間学・性格学の考え方が背景になっており、個人を、統計的方法による量的把握ではなく、全体像として質的に把握しようとする。考え方や基準の違いによりさまざまな研究があるが、シュプランガーユングの心理学的類型論、イェンシュErick Rudolf Jaensch(1883―1940)の人間学的類型論、クレッチマーやシェルドンWilliam Herbert Sheldon(1899―1977)の体質類型論などが代表的である。
 類型学は個人の全体像を容易に把握できる点で優れているが、典型を重視するあまり中間型・移行型を無視し、他の特徴を見逃したり、実際にはない特徴まで包括してしまう危険性、および静的・質的把握にとらわれ、性格の変化する動的側面や程度の差をとらえられない欠点もある。新しい展開として、類型と因子分析によるパーソナリティー因子との接近に期待される。[木村 裕]

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