山に掛かる(読み)やまにかかる

精選版 日本国語大辞典 「山に掛かる」の意味・読み・例文・類語

やま【山】 に 掛(か)かる

  1. 鉱山を採掘する仕事にとりかかる。転じて、投機的な仕事に手を出す。
    1. [初出の実例]「道脉寺の長老さまは山にかかって、其山の芋が鱣になって、今はぬらりくらりと穴ばいりしてござらしゃる」(出典:滑稽本・続々膝栗毛(1831‐36)二)
  2. 詐欺にかかる。
    1. [初出の実例]「山にかかった顔色で迂活(うか)々々来たも此方が仕事」(出典合巻・画傀儡二面鏡(1820)たじま屋の段)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む