山口著し（読み）やまぐちしるし

精選版 日本国語大辞典

やまぐち【山口】 著(しる)し

(山かせぎをする人が、その山の入口に立って早くも山さちの有無を明らかに知るという意から) きざしがはっきりと現われている。前兆が疑いない。

※源氏（1001‐14頃）松風「かくこそは、勝れたる人の山ぐちは、しるかりけれと」

出典　精選版 日本国語大辞典