山室江口村(読み)やまむろえぐちむら

日本歴史地名大系 「山室江口村」の解説

山室江口村
やまむろえぐちむら

[現在地名]富山市山室やまむろ

富山城下の東方に位置し、南西いたち川が流れ、北部を立山道が通る。北は東公文名ひがしくもんみよう村など。天正一三年(一五八五)八月一三日神通川船渡船頭中に「山室之内江口村」の二二六俵余などが宛行われた(「佐々成政宛行状」吉川随筆)正保郷帳では「山室ノ江口村」とみえ、高五五五石余、田方三七町余、新田高五九石余。寛文一〇年(一六七〇)の村御印では江口村とあり、草高七二七石、免四ツ一歩、小物成は野役一一匁、万治元年(一六五八)の新田高三石があった(三箇国高物成帳)。天保一一年(一八四〇)の打銀高七三〇石、免四ツ一歩(「高免帳」杉木家文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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