山廊(読み)サンロウ

デジタル大辞泉 「山廊」の意味・読み・例文・類語

さん‐ろう〔‐ラウ〕【山廊】

禅宗寺院の三門左右にある平屋建て建物。三門の楼上に登る階段がある。

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精選版 日本国語大辞典 「山廊」の意味・読み・例文・類語

さん‐ろう‥ラウ【山廊】

  1. 〘 名詞 〙 禅宗寺院の三門(山門)の両脇にある平屋(ひらや)造りの建物。門の楼上に登る階段の下部をおおうためのもの。

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世界大百科事典(旧版)内の山廊の言及

【山門(三門)】より

…山門は正面5間の重層門が本格で,側面を3間とした大規模なものもある。左右に鐘楼,鼓楼を接続するものであったが,これらを省略し,上層への登り口を覆って山廊としたものが多い。下層両脇には二天または金剛力士像を置き,上層内部も仏堂風に整備して,仏壇を置いて釈迦如来,十六羅漢像などをまつる。…

※「山廊」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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