コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

三門 さんもん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

三門
さんもん

寺院特に禅宗寺院の門をいう。涅槃 (ねはん) に入る門とされる空,無相,無作の三解脱 (げだつ) 門にたとえた。必ずしも3つの門がなくても三門と呼ぶ。三門の閣上には十六羅漢の像を安置し,中央には宝冠釈迦像脇侍に月蓋長者,善財童子を安置している。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

デジタル大辞泉の解説

さん‐もん【三門】

中央に大きな門を、左右に小さな門を配した門。
禅宗伽藍(がらん)の正門。古代寺院の中門に相当する。一般に二階造りの楼門で、楼上に釈迦・十六羅漢などを安置する。本堂を涅槃(ねはん)に擬し、そこに到達するために通る空・無相・無願の三解脱門に擬する。のちには智慧・慈悲・方便の三つに擬していう。
経典注釈に用いる三つの視点。未意・釈名・本文解釈の三つ。
教・律・禅の称。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

百科事典マイペディアの解説

三門【さんもん】

寺院の正面の門。楼門重層の場合が多い。山門とも書く。本来は禅宗寺院の正門をさし空・無相・無作(三解脱)の三つを象徴すると説く。後世では一般の寺院の門もこの名で呼び,知慧(ちえ)・慈悲方便の仏の三つの徳を象徴するともいう。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト百科事典マイペディアについて 情報

大辞林 第三版の解説

さんもん【三門】

大きな門とその左右に連なる二つの小さな門の全体を一つの門としていう語。
〘仏〙
障害を離れ悟りに至るための三種の門。智慧門・慈悲門・方便門。
教・律・禅のこと。
南大門・東大門・西大門の総称。
主に禅宗で、寺の本堂の前にある正門。重層で、普通、正面五間あるいは三間、上層に仏壇を設け、左右に山廊を付ける。禅宗では本堂を涅槃ねはんに擬し、そこへ入る端緒である空・無相・無作の三解脱門を象徴したものと解釈される。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

三門の関連キーワード京都府京都市左京区南禅寺福地町京都府京都市東山区林下町長崎県長崎市鍛冶屋町カク国墓地青森県弘前市西茂森サンメンシア雨降る波止場建長寺境内三門 菊江三門峡ダム深江弥加止サンメン峡三門 お染雨の大阪宝輪寺塔七堂伽藍鈴木 柳大矢重門東福寺南禅寺

今日のキーワード

だまし面接

企業が面談や懇談会と称して就職活動中の学生を呼び出し、実質的には学生を選考する偽装面接のこと。2016年卒業の大学生に対する選考活動の開始時期を、従来の4月1日から8月1日以降へと後ろ倒しする主旨の「...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

三門の関連情報