山桃の選り食い(読み)やまもものえりぐい

精選版 日本国語大辞典 「山桃の選り食い」の意味・読み・例文・類語

やまもも【山桃】 の 選(え・よ)り食(ぐ)

  1. ヤマモモを食べる時に、初めはよさそうなものから選んで食べるが、少なくなるにつれて選り好みをしなくなり、結局は一つも残さず食べてしまうということ。転じて、遅かれ早かれ帰するところは同じであることのたとえ。炒(い)り豆のえりぐい。
    1. [初出の実例]「やまもものえりくひなれやとしをそし誰か身ひとつせに残るべき」(出典:狂歌・吾吟我集(1649)九)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android