山田五ヶ村堰(読み)やまだごかむらぜき

日本歴史地名大系 「山田五ヶ村堰」の解説

山田五ヶ村堰
やまだごかむらぜき

山田村支郷四ッ屋よつや村で雄物川から取水する。全長約八キロ余。水路は竜骨状に発達した小堰を特徴とし、雄物川左岸の扇状地を灌漑する。灌漑面積三一七町歩。

寛文一一年(一六七一)の堰沿革に関する「覚」(湯沢市役所山田支所蔵)に「大戸村弥作と申者御忠進(中略)山田関より下二条道開迄柳切御申候」とあり、寛文年間に堰を延ばしたことで新田開発も進められた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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