山角町
やまかくちよう
[現在地名]小田原市南町一丁目・同四丁目・城山四丁目
筋違橋町の西、東海道沿いの通町。小田原宿の西端で上方口(板橋口)に通じ、東海道から南に向かい、東より諸白小路・天神小路が西海子小路に通じ、厩小路が早川口を経て熱海道となる。寛永一四年(一六三七)七月一七日の反田九郎右衛門外三名連署証文(県史四)に「山角町名主十兵衛」とあり、「風土記稿」は十兵衛家を天文年間(一五三二―五五)の来住とし、町名の由来を小田原北条氏の臣山角定吉の屋敷跡によるとする。海岸に寛永年間の新開と伝える持添新田新久がある(同書)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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