日本歴史地名大系 「小田原城下」の解説
小田原城下
おだわらじようか
〔城下町の成立〕
一五世紀に大森氏によって小田原城が築かれて以来、城下が徐々に形成されたとみられるが史料的には不明で、明応四年(一四九五)北条早雲の小田原城奪取後、とくに氏康の代に小田原城天守が現在地に下ってから、武家地および町人地が城周辺に拡大、諸国商人の来住が多くなった。天文二〇年(一五五一)京都
この頃の城下の呼称として北条氏滅亡直後の文禄元年(一五九二)以前の史料には、宮前町・
北条氏により構築された小田原城外郭の土塁は、寺院の境内、あるいは隣接地にあり、
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報