最新 地学事典 「山麓階」の解説
さんろくかい
山麓階
piedmont benchland
山麓面起原と思われる階段状地形。W.Penckの呼称。模式地はドイツのSchwarzwald。Penckは,山地の連続的・加速的なドーム状隆起により,山地内河流に遷急点が次々に生じ,それぞれ局地的侵食基準面となって階段状緩傾斜面群を形成するという。上位面ほど傾斜が大きいことは,一部この説に好都合だが,遷急点形成にはW.M.Davisが間欠的隆起を主張するなど,反論が多い。模式地付近がドーム状隆起をしていない,山麓面への疑問など,その根本を覆す資料もある。
執筆者:若生 達夫
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

