岡田姑女(読み)おかだの おばめ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「岡田姑女」の解説

岡田姑女 おかだの-おばめ

奈良時代,説話上の女性。
日本霊異記」にみえる聖武(しょうむ)天皇(在位724-749)のころの人。紀伊(きい)名草郡三上村(和歌山県海南市)にすみ,薬王寺から信者たちがかりうけた稲もみを自分の家にあつめ,酒をつくっていた。酒の貸し付けによる利益は,寺でおこなう施薬資金にあてられた。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android