施薬(読み)セヤク

デジタル大辞泉 「施薬」の意味・読み・例文・類語

せ‐やく【施薬】

病人に薬を調合して与えること。また、その薬。
[類語]投薬投与

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精選版 日本国語大辞典 「施薬」の意味・読み・例文・類語

せ‐やく【施薬】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 薬を処方して与えること。また、その薬。投薬。
    1. [初出の実例]「節季候の年ほどありて柏子ぬけ〈横几〉 憐み四方に施薬合する〈尺草〉」(出典:俳諧・枯尾花(1694)下)
    2. 「久しい間田舎の人々に施薬(セヤク)をしてゐました」(出典:十六歳の日記(1925)〈川端康成〉五月八日)
    3. [その他の文献]〔韓偓‐騰騰詩〕
  3. せやくいん(施薬院)」の略。
    1. [初出の実例]「悲田と施薬との二の院をたてて」(出典:観智院本三宝絵(984)下)

ほどこし‐ぐすり【施薬】

  1. 〘 名詞 〙 恵み与えるくすり。せやく。

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