岩屋川村(読み)いわやがわむら

日本歴史地名大系 「岩屋川村」の解説

岩屋川村
いわやがわむら

[現在地名]臼杵市吉小野よしおの 岩屋川・鍛冶かじまえ

吉小野村の南に位置し、臼杵川の支流中臼杵川中流域山間に立地する。岩屋河とも記した(寛永一一年「郷村高付帳」臼杵藩政史料)。慶長二年(一五九七)臼杵庄検地帳写(渡辺家文書)に村名がみえ高六四石余、うち田方三三石余・畑方三〇石余、村位は下。同一一年の惣御高頭御帳では吉小野村組に属し、高六一石余、うち三〇石余は稲葉通孝領であった。正保郷帳でも慶長二年の検地帳写と同高で、高は幕末までほぼ変化なかった。臼杵庄に属した。江戸時代中期と推定される臼杵領石高帳では田方五町余・畑方九町余、免八ツ三歩。寛永一一年(一六三四)の郷村高付帳では末広村組に所属、のち岩屋川組に属した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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