岩木城跡(読み)いわきじようあと

日本歴史地名大系 「岩木城跡」の解説

岩木城跡
いわきじようあと

[現在地名]丹後町岩木

岩木の通称城山しろやまにある。城山はいずれの方向からみても岩石が層をなし、岩の間に少しばかりある土に樹木が生い茂っている。そのため岩上に樹木があるようにみえる。

城主は天正(一五七三―九二)の頃一色氏に仕えて細川氏に抗した井上氏である。丹後国御檀家帳に「井上宗右衛門殿大なる城主也国のおとな也」とみえ、丹後の諸城のなかでも大城であったことがうかがわれる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android