岩棚(読み)イワダナ

精選版 日本国語大辞典 「岩棚」の意味・読み・例文・類語

いわ‐だないは‥【岩棚】

  1. 〘 名詞 〙
  2. がけにはさまれた険しい谷。峡谷。
    1. [初出の実例]「われのみぞいはたな出づる鶯のまだ人聞かぬ初音をば聞く〈人丸〉 いはたなとは澗の戸を云なり」(出典:古今打聞(1438頃)中)
  3. 棚のような平らな岩場。
    1. [初出の実例]「人間なんて脆いもんね。〈略〉熊なんか、もっと高い岩棚から落ちたって、体はちっとも傷がつかないさうよ」(出典:雪国(1935‐47)〈川端康成〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む