日本歴史地名大系 「岩瀬川村」の解説 岩瀬川村いわせがわむら 群馬県:太田市岩瀬川村[現在地名]太田市岩瀬川高林(たかはやし)村の北にあり、西端を蛇(へび)川が南流する。西は細谷(ほそや)村、東は下浜田(しもはまだ)村、南は福沢(ふくざわ)村。地勢は平坦で中央を太田町―牛沢(うしざわ)村を結ぶ里道が南北に通る。「和名抄」新田(につた)郡石西(いわせ)郷の遺称地とする説もある。嘉応二年(一一七〇)の新田庄田畠在家目録写(正木文書)に「いわせかハの郷 田二町九反廿たい 畠五反廿五たい 在家三う」とみえ、応永二二年(一四一五)には同郷の二町九反分が称光天皇即位要脚段銭として納められている(同年一〇月九日「即位要脚段銭返抄写」同文書)。年月日未詳の新田庄知行分目録(同文書)では岩松持国分として「岩瀬河郷」とある。寛文郷帳では田方一四石余・畑方三〇七石余、館林藩領。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by