岩田神社(読み)いわたじんじや

日本歴史地名大系 「岩田神社」の解説

岩田神社
いわたじんじや

[現在地名]磐田市匂坂中

磐田原台地西縁の丘陵中腹、字みやこしにあり、西に天竜川を望む。祭神大国主命。旧郷社。社伝によると宝亀二年(七七一)出雲国杵築宮(出雲大社)より大国主命を勧請して創建され、入見いるみ神社と称したといい、入見はかつて磐田原台地と三方原台地の間に入り込んでいた袖子そでしヶ浦(古天竜川の下流)という入海(伊留美と訓ずる)にちなむという。「延喜式」神名帳記載の磐田郡一四座のうち「入見イルミノ神社」は当社に比定される。慶長六年(一六〇一)伊奈忠次から「岩田中村之内大明神」に社領四石余が寄進された(「伊奈忠次手形写」岩田神社文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android