岩野古新田(読み)いわのこしんでん

日本歴史地名大系 「岩野古新田」の解説

岩野古新田
いわのこしんでん

[現在地名]大潟町岩野古新田

北から東をノ池に囲まれ、南東長崎ながさき村と接する。戸々とと島という島形の丘陵が田の中に浮び、開発以前は潟の中の島であったという。同所には縄文後期から古墳期の遺跡がある。正保三年(一六四六)から明暦元年(一六五五)にかけて行われた中谷内なかやち新田開発によって成立した。開発高は一二七石五斗余で岩野新田とある(平石家文書)。天和三年郷帳に同高が記される。さらに寛文元年(一六六一)から延宝六年(一六七八)にかけて行われた大潟新田開発によって同名の岩野新田一二七石三斗余が開発され(笠原家文書)、これも天和三年郷帳に同高が記される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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