岩門・石門(読み)いわかど

精選版 日本国語大辞典 「岩門・石門」の意味・読み・例文・類語

いわ‐かど いは‥【岩門・石門】

〘名〙
岩窟入口にある石の戸。岩戸(いわと)
堀河百首(1105‐06頃)冬「白(しら)にぎてたぐさの枝に取りかざりうたへば明(あくる)天の岩かど〈藤原顕仲〉」
② 石で造られた堅固な門。転じて、石の門のように固く閉じている人の心をたとえていう。
源氏(1001‐14頃)夕霧「うらみわび胸あきがたき冬の夜にまたさしまさる関のいはかど」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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