デジタル大辞泉
「岩戸」の意味・読み・例文・類語
いわ‐と〔いは‐〕【岩戸/▽石戸】
1 岩屋の入り口の堅固な岩の戸。
「天の原―を開き」〈万・一六七〉
2 古代の墳墓の入り口の戸。
「―割る手力もがも手弱き女にしあればすべの知らなく」〈万・四一九〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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いわ‐といは‥【岩戸・磐戸】
- 〘 名詞 〙
- ① 岩の戸。堅固な戸。
- [初出の実例]「乃ち、天石窟(いはや)に入(い)りまして、磐戸(イハト)を閉(さ)して幽居(こも)りましぬ」(出典:日本書紀(720)神代上(水戸本訓))
- ② 石棺を安置した室の入口にたてた岩の戸。
- [初出の実例]「豊国の鏡の山の石戸(いはと)立てこもりにけらし待てど来まさず」(出典:万葉集(8C後)三・四一八)
- ③ 女性の陰部。
- [初出の実例]「伊勢の留守女房の岩戸明ばなし」(出典:雑俳・柳多留‐四三(1808))
- ④ 「いわとかぐら(岩戸神楽)」の略。
- [初出の実例]「かぐらになり両人入る、下座岩戸になをす」(出典:洒落本・廓大帳(1789)一)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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岩戸
いわと
宮崎県北西部、西臼杵(にしうすき)郡高千穂町(たかちほちょう)の一地区。旧岩戸村。五ヶ瀬(ごかせ)川の支流岩戸川が南流し、険しい峡谷をなす。天岩戸神社(あまのいわとじんじゃ)があり天照大神(あまてらすおおみかみ)を祀(まつ)る。秋季には地区ごとに岩戸神楽(かぐら)とよばれる夜(よ)神楽が催される。
[横山淳一]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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