島津氏正統系図(読み)しまづしせいとうけいず

日本歴史地名大系 「島津氏正統系図」の解説

島津氏正統系図
しまづしせいとうけいず

三巻

原本 尚古集成館・東京大学史料編纂所

解説 島津本宗家が現在基本としている系図。鹿児島市の尚古集成館には島津本宗家に伝えられてきた箱入三巻の系図が二点(原本と副本か)あり、東京大学史料編纂所には内容的にほとんど近似する巻子表装本三巻が「島津氏系図」の名称で所蔵されている。ともに巻一は清和天皇に始まり島津義弘の代まで続き、巻二は家久から斉宣まで、巻三は斉興から忠義まで続く。尚古集成館本の系図中最も新しい記事は巻三の久光の項の元治元年のものとなっている。一方、東京大学本の「島津氏系図」はその後の記事の書継ぎがみられ、随所貼札補注も付され、藩主の歴代数も書加えられ、最も新しい記事は明治三〇年のものとなっている。

活字本 昭和六〇年(島津家資料刊行会)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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