崎山弁天遺跡(読み)さきやまべんてんいせき

日本歴史地名大系 「崎山弁天遺跡」の解説

崎山弁天遺跡
さきやまべんてんいせき

[現在地名]大槌町吉里吉里 崎山

吉里吉里きりきり港を抱く小半島の北側斜面にある。縄文時代早期末から後期にかけての遺跡で、一部に貝塚を含む。先端は海食でできた崖際まで続き、壁面遺物の露出がみられる。数度の表面調査で尖底土器をはじめ、前・中・後期にわたる多数の土器片、中・後期の土偶片・石器類が採集されていたが、昭和四六年(一九七一)林道工事で貝塚を発見、同年六月より緊急発掘調査が行われた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android