日本歴史地名大系 「嶋泊」の解説 嶋泊しまどまり 北海道:渡島支庁椴法華村椴法華村嶋泊[現在地名]亀田郡椴法華村字島泊・字富浦・字八幡町天保郷帳にみえる地名で、尾札部(おさつべ)(現南茅部町)の持場の一つ。海岸部のほぼ中央にあたる。矢尻(やじり)川を渡って南行した松浦武四郎は「シユマトマリ」に至り、「人家二十余軒。漁者のミ、小商人壱人有。海岸に枕て家居し皆虎杖をもて垣とす」と記す。嘉永七年(一八五四)の六箇場所道途絵図(市立函館図書館蔵)に「シマトマリ家十三軒」とある。安政二年(一八五五)の東蝦夷地海岸図台帳(盛岡市中央公民館蔵)によれば嶋泊の家数三八・人数二〇二。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by